SDGs志向取り入れ/宮総実 修学旅行のプラン提案
宮古総合実業高校(大山正吾校長)は22日、同校で商業科総合ビジネス類型2年生による「SDGs志向を取り入れた修学旅行プラン」の提案発表を実施した。16人の生徒が4チームに分かれて、島外からの修学旅行生に宮古島の海や動物、特産品などを紹介する体験メニューを発表した。
生徒たちは1学期にNEXTTOURISM主催の観光甲子園2021のSDGs修学旅行部門にエントリー。今回発表した4チームのうち1チームが、11月に行われる準決勝(全国から20校が参加)に進んだ。
今回の発表は、その時の内容を分かりやすいように改善して行った。
準決勝に進んだDチーム(源河功明さん、菅浪瑠菜さん、與那覇紀乃華さん、友利留菜さん)は約200人の中学生・高校生を対象にした体験プランを発表した。
体験プランはSDGs目標の一つである「海洋と海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」を実践する吉野海岸でのビーチクリーン。モズクや海ブドウ、クルマエビの養殖場を見学し、その食材を使って調理体験を行い、同目標である「飢餓をゼロに」を考えることなどを提案した。
Dチームは準決勝に向けて発表する動画を作成中で、源河さんは「良い動画を作って、宮古島を全国に届けたい」と力強く話した。
提案発表は宮古島観光協会や多数の観光関連企業も見学に訪れ、生徒たちに「着眼点が素晴らしい。今すぐにでも使えるプラン」などと感想を述べたり、アドバイスを送ったりしていた。
生徒を代表して奥奏楽さんが「プランを通しての宮古島の課題、SDGsとの関連を考えることなどで宮古の良さを改めて知る体験ができた」と話し、協力した団体や企業に感謝した。