SKY下地島就航1周年/関係者集いセレモニー
利用客に感謝、記念品配布
下地島空港就航1周年を迎え、スカイマーク(SKY)は25日、みやこ下地島空港ターミナルで記念イベントを開催した。同社の洞駿社長をはじめ、下地島エアポートマネジメント、宮古島観光協会の関係者らが、セレモニーに参加。搭乗口で神戸便の乗客らに「また来てください」などと呼び掛けながら記念品を手渡した。
同社は、2020年10月25日に下地島空港と那覇、羽田、神戸を結ぶ新規3路線の就航させた。4往復8便を運航し、一部運休もあったが1年間で約13万人が利用した。
就航からの1年は、新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)されたが、緊急事態宣言が解除された10月からは回復傾向にあるという。
同社は、空港アクセスバス無料キャンペーンや、この夏には片道3850円の「宮古島ビッグセール」を展開。宮古島の特産品マンゴーの輸送など、さまざまな施策を行った。
洞社長は「宮古島は1度訪れたら、また戻ってきたいと思う素晴らしい場所。貨物便も開始したので、地元産業に貢献したい。10年後や20年後、宮古島市にとって、スカイマークがなくてはならない航空会社になるよう頑張りたい」とあいさつした。
また、来年4月から始まる国交省の羽田路線発着枠コンテストについては、「ライバルのJALの三沢路線に何が何でも勝って、この路線を維持したい」と力強く語った。
セレモニーに参加した観光協会の吉井良介会長は「観光業界が待ち望んでいた緊急事態宣言も解除されたので、これを機に観光客が宮古に来ていただければ」と期待した。