「気緩めず対策徹底を」/来月から時短、酒提供解除
座喜味市長が市民に呼び掛け/新型コロナ
新型コロナウイルス感染拡大防止対策で県独自措置として継続していた飲食業に対する時間短縮要請が11月から解除されることを受けて座喜味一幸市長は29日、市役所で会見し、「再び感染増加に転じないよう引き続き感染対策を」と市民に呼び掛けた。市はワクチン3回目接種の準備を進めており、12月には医療関係者、年明けから基礎疾患のある人、高齢者と順次拡大していく。
座喜味市長は「10月は飲食店の酒類提供再開や選挙などがあり感染再拡大が懸念されたが、市では今のところその兆候は見られない」としたが、県が11月を「リバウンド防止と社会経済活動の両立期間」と発表したことを受けて、改めて市民に感染対策の継続を呼び掛けた。
マスクの着用、手指消毒の徹底、密を避けるなどの基本的感染対策の継続。体調不良の時は出勤や登校、外出を控える▽渡航時は事前の健康観察とワクチン接種、PCR検査での陰性確認▽会食は感染症対策認証店を利用し、4人以下、2時間以内、1次会で終わる-などを呼び掛けた。
市の公共施設は感染対策を継続しながら、原則通常の時間利用とする。
市のワクチン集団接種は11月で終了し、追加接種に向けた準備に入るとし「まだ接種していない人は、早めにワクチン対策室に相談してほしい」と呼び掛けた。12月からは3回目接種を始める。市によると10月26日時点で、対象者の80・79%が1回接種、78・99%が2回目接種を終えているという。
座喜味市長は「今後も再流行することが懸念されている。島内での感染を最小限に抑え、再び日常生活の制限や経済活動が停滞することがないよう、気を緩めることなく感染対策を継続してほしい」と呼び掛けた。