来年10月「おきなわ文化祭」/復帰50年で沖縄初開催
宮古では「詩の祭典」実施/市実行委が設立
来年10月に開催される「美ら島おきなわ文化祭2022」に向けた宮古島市の実行委員会設立総会と第1回総会が4日、市役所で行われた。同文化祭に関連して市では、分野別交流事業(継続事業)として「詩(ことば)の祭典」を開催する予定で、この日は、事業計画案や同年度の収支予算案などについて確認した。会長には座喜味一幸市長、副会長には伊川秀樹副市長、大城裕子教育長がそれぞれ就任した。
この取り組みは、沖縄県が来年本土復帰50周年を迎えることから、これまで都道府県が持ち回りで開催してきた第37回国民文化祭と第回全国障害者芸術・文化祭の統一名称を「美ら島おきなわ文化祭2022」として、初めて沖縄で開催する。
県では、この文化祭を通して、沖縄文化の魅力を県内外に発信するとともに、市でも県と連携して分野別交流事業に取り組むとしている。
市が実施する「詩(ことば)の祭典」は、「一般社団法人日本詩人クラブ」と「日本現代詩人会」の協力を受けて実施される予定。
大城教育長は「宮古での祭典開催に伴い、全国から『海』をテーマに作品を募集する予定。心の海に浮かぶ言葉を詩で表現しながら宮古島、沖縄への理解が深まることを期待している」と述べた。
沖縄での同文化祭の日程は、22年の10月22日~11月27日まで。市で実施する「詩(ことば)の祭典」は10月29日に行われ、会場は市未来創造センターを予定している。
同実行委員会の委員は次の通り。
饒平名和枝(市文化協会長)、下地義治(宮古島商工会議所会頭)、吉井良介(宮古島観光協会長)、佐渡山武志(クイチャーフェスティバル実行委員長)、渡久山英徳(宮古地区中学校文化連盟会長)、上地成人(市観光商工部長)、上地昭人(市教育委員会教育部長)