市経済振興クーポン きょうから申請受付/コロナワクチン接種
2回接種者に1万円/幅広い店舗で利用可
新型コロナウイルスの影響を受けた市経済を、感染対策をしながら活性化させる目的の市経済振興クーポン(通称・市ワイドークーポン)の申請受付が10日から始まる。申請できるのはワクチンの2回接種を済ませた市民で1人1万円分を交付する。利用店舗の登録申請受付も始まる。申請は専用のウェブサイトでの受け付けを先行し、「紙申請」は12月中旬以降になる。
9日、市役所で会見した座喜味一幸市長は「市内の新型コロナウイルス感染は落ち着きを見せており、今後、年末に向けてますますの経済活性化が期待できる。クーポン事業がさらなる活性化の一助になればと考えている。感染対策を踏まえた経済振興を進めるためにも10日から始まる電子申請での積極的なクーポン利用をお願いしたい」と呼び掛けた。
財源は9月議会で4億7000万円を財政調整金から措置している。今後、国の補正予算が確定すれば、振り替える。
クーポンの申請は「電子申請」と「紙申請」で、専用サイトからの電子申請を10日から24日まで受け付ける。紙申請は電子申請の処理後、12月中旬以降になる見通し。市では「早めに利用したい市民は電子申請を」と呼び掛けている。申請手続きは専用サイトに氏名と生年月日を入力するだけ。受け付けると2回接種済みを確認した上でクーポン券が郵送で自宅に届く。
クーポン利用店舗として希望する事業者の登録申請も10日から始まる。市が指定するガイドライン等に即した感染対策の実施、休業・時短要請の順守など感染対策が講じられていることが条件。受け付けると事業受託する宮古島観光協会の職員が現場を確認した上で登録される。
利用店舗は宿泊業、飲食業、生活関連サービス、小売業、情報通信業、娯楽業、製造業、運輸業など幅広く設定した。
2回接種済者以外の市民については、公平性を担保するため、次年度以降に実施するとしている。
専用サイトのURLはhttp://waido-coupon.com/。サイトで登録できない場合の問い合わせはワイドークーポン事務局(電話79・9707)。