成人式2年連続中止/1万円の祝い金給付へ
市教育委員会
毎年1月5日に開催している市主催の「宮古島市成人式典」について、市教育委員会の大城裕子教育長は10日に市役所で会見を開き、新型コロナウイルス感染症の影響から2年連続で来年も中止とすることを発表した。一方で、各地区等の実行委員会等で行われる成人式やイベントについては市としても積極的に支援するとしている。さらに、成人者を対象にした成人祝い金(1万円)の給付は来年も予定している。
式典中止の理由について、大城教育長は「新成人を市としても盛大に祝いたい気持ちはあるが、現在は落ち着いているものの新型コロナの影響も予断を許さない状況にあるので、感染のリスクを減らしたい」と話した。
一方で、各学校や学区単位で実施される成人式については、実施する場所が公共施設の場合は利用料の減免措置、実施される会場や時間、連絡先等の情報の周知については市教委としても積極的に協力していくとしている。
そのほか、共通ハッシュタグを活用して、新成人からの投稿のほか、子どもから高齢者まで「成人おめでとう」のメッセージを送れる企画も進めている。
共通ハッシュタグは「♯宮古島市成人式2022」。新成人には、近況や祝いの様子を投稿してもらうほか、関係者や一般市民からの新成人に対する祝福の思いをツイッターやインスタグラムなどのSNS上で投稿してもらい、応援したい気持ちをつなげていくとしている。
この取り組みの詳細については、今後の市のホームページ等で公表する予定となっている。
この企画について、大城教育長は「式典は開催できないが、新成人とそれを応援する多くの人たちが一体感を感じられるような内容にしていきたい」と話した。