宮古では最後の開催/センター閉館「残念」
来年、石垣での再会誓う/第30回先島親善ボウリング大会
毎年、宮古と八重山で相互に開催してきた先島親善ボウリング大会が今年で30回目の迎え、その節目の大会が13日、宮古ボウリングセンターで行われた。参加者たちは例年通り笑顔のプレーで交流を楽しみながらも、年内で同センターが閉館することに伴い、今回が宮古島での最後の開催となることに「とても残念」「さびしい」の声が聞かれた。それでも、これまでの交流の歴史を振り返りながら来年、石垣市で開催予定の第31回大会での再会を誓い合った。
30回大会は当初、昨年開催予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり今回、2年ぶりの開催となった。
宮古ボウリングクラブの川満寛一会長は「この大会が30回の歴史を刻んだことはすごいこと。同センターが閉館するので宮古では最後の大会となるが、来年の石垣島での大会に宮古から多くの会員が参加して盛り上げたい。早期に島内にボウリング場が復活することを願っている」と話した。
八重山ボウリング連盟の狩俣学理事長は「20年ほど前には石垣も同じようにボウリング場が7~8年無かった時代もある。それでもこの大会は継続してきたので、これからも何とか継続できると思う」と期待を寄せた。
八重山から参加した前田盛淳さんは「毎年、相互に行き来して交流ができたこの大会が楽しみだった。ぜひ、再び宮古にボウリング場が復活してこの大会が続いてくれれば最高だと思う」と笑顔になった。
同センターは、市内唯一のボウリング場で1969年11月に開館。その後、スコアの電子化やレーンの改修などを行いながら営業を続けてきた。娯楽が少ない宮古島では、家族や仲間内で気軽に楽しめるスポーツとして人気を集めた。
しかし、オープンから52年が経過したことで建物の老朽化を理由に、12月31日で閉館することが決まっている。