島の良さ伝えて/宮古で観光感謝祭
旅行会社招き商談会/きょうは島内視察
「第23回沖縄宮古島観光感謝祭~in宮古島~」(主催・市、共催・観光協会)が25日、市内のホテルで開催された。県内外の旅行会社の担当者と、地元事業者が商談会と名刺交換会を行い、宮古島観光の魅力発信に向けて、それぞれの立場から意見を交換し合った。参加した座喜味市長もあいさつで、今回の感謝祭が魅力ある宮古島ツアープランの作成のヒントとなることに期待を寄せた。
2年ぶりの開催となるこの感謝祭は、例年ならば東京や大阪に出向いて開催していたが、今回は初めて宮古島に旅行会社の担当者を招いて、宮古観光をPRする形に変更した。
あいさつで、座喜味市長は「この感謝祭は、本市観光産業のさらなる発展に寄与することが目的。今回は、実際にその魅力を体験してもらおうと、島に招く形を取った。ぜひ、島の良さを多くの人に伝え、1人でも多くの人が宮古島を旅行先に選んでもらえるよう、ぜひ協力してほしい」と呼び掛けた。
この日は、県内外の旅行会社16社の担当者27人が直接参加したほか、オンラインでも21社から27人が参加して、宮古島が持つ観光地としての魅力の発信方法などについて話し合った。
地元からは25の事業者などの担当者が参加し、旅行会社側と名刺を交換しながら商談を進めた。
地元から参加した宮古タクシー事業協同組合の下地隆之代表理事は「新型コロナウイルスの問題もあるので、今回はこうした形で宮古島観光の魅力がPRできて良かった。一方で、東京や大阪にこちら側から行った方がより多くのエージェントともやり取りができる部分もあるので、これまでのやり方も継続しながらこの感謝祭を開催してほしい」と話した。
観光商談会は、ホテルアトールエメラルド宮古島で開かれ、各観光施設との商談会やプレゼンテーションも行われた。
2日目の26日は、ルーフトップバスを活用した島巡りやバンジージャンプの視察等が予定されている。