宮糖伊良部が初出荷/粗糖650㌧を九州へ
陸・海上の安全輸送祈願/21-22年産キビ
県内のトップを切って1日にサトウキビ操業を開始した宮古製糖伊良部工場(山城尚俊工場長)は17日、2021-22年産の粗糖(原料糖)の初荷式を行い、初日は650㌧を出荷。参加者たちは、陸上・海上の安全輸送、無事故・無災害を願った。
初荷式で、山城工場長は「伊良部工場は今月から操業が始まって天気にも恵まれている。今回は期待の持てる操業になると思うので、操業も輸送も安全無事故で進めてほしい」とあいさつした。
今期の生産量について、山城工場長は「昨年よりも若干少ない6万7000㌧の見込んでいるが、結果的には昨年の9万9900㌧並みの約7万トンになることを期待している」と話した。
初荷の滑り出しについては「この40年間で伊良部工場が12月中旬に出荷するのは初めてだと思う。初日としては良い滑り出しだと思う」と話した。
その理由については「例年は12月28~30日の間にそれぞれの工場が単独で積み込むが今年は、伊良部大橋もつながっていることもあり伊良部工場の650㌧と城辺工場の850㌧を積み合わせて合計1500㌧を九州の福岡に積み出すことになるので滑り出しは良い」と述べた。
初荷の粗糖650㌧は、大型トラックで次々と伊良部の長山港に運ばれて、接岸中の貨物船に積み込まれた。