11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
環境・エコ
2021年12月21日(火)8:59

美しいビーチ守ろう/浦底、保良海岸

漂着の大量軽石除去/市民や市職員らが人力で

 

市職員や一般ボランティアらが参加して軽石を集めた=19日、浦底海岸

市職員や一般ボランティアらが参加して軽石を集めた=19日、浦底海岸

軽石が大量に流れ着いている保良と浦底の海岸で19日、軽石の除去作業が行われた。浦底は市職員が、保良は自治会が中心となって実施。ともに重機が入れない海岸のため、人力で土のう袋に軽石を詰め、バケツリレー方式で砂浜から運び出した。浦底ではトン袋で70袋分を除去した。

浦底海岸の作業は「美ら島環境美化全県一斉清掃」の一環で実施された。座喜味一幸市長をはじめ、市職員、市議、一般ボランティアら約300人が集まり、作業に汗を流した。

参加者らはシャベルやざるなどを使って、漂着した軽石を集め、土のう袋に詰めた。バケツリレー方式で道路近くまで運び、トン袋に詰め替えた。

開会式で座喜味市長は「一人一人が将来や観光を考え、美しいビーチを守ろうとする意気込みを感じている。みんなで軽石を片付けて、きれいな島を守っていこう」と呼び掛けた。

市職員の伊志嶺繁人さんは息子の尋士君と参加。尋士君は「人生で一番の軽石の山だ。たくさん取ってきれいにしたい」と話した。

一方、保良漁港の西側海岸では地域住民をはじめ、中学生や一般のボランティアら約60人が、作業を行った。用意した土のう袋300袋は、30分たらずでなくなった。

作業終了後、保良自治会の砂川春美会長は「参加いただき、ありがとうございます。軽石を全部取ることはなかなかできないが、きれいな砂浜に戻すためには皆さんの協力が必要。今後も様子を見ながら作業を実施したい」と話した。

保良在住の前田真菜さん、ましろちゃんは親子で参加した。真菜さんは「子供は前の日から『たくさん取ってきれいにしたい』と張り切っていた。よく訪れる海岸なので元の姿に戻したい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!