歳末商戦が本格化/大型スーパー
酒類好調 正月飾りずらり
市内の各大型スーパーでは28日、正月を控え歳末商戦が本格化している。宮古では新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることもあり、昨年に比べると全体的に出足が良く、酒類などが好調な売れ行きとなっている。特設コーナーでは正月飾りで縁起物の門松、玄関用のしめ縄、鏡餅がずらりと並び、買い物客らは予算と照らし合わせて購入していた。29、30の両日にピークを迎える。
市内のスーパーでは、歳暮や正月用品の売り場を設け、各商品の「お得感」をアピール。来店した買い物客は、歳暮定番の食料品や菓子類、コーヒーの詰め合わせなどを買い求めていた。
ある大型スーパーの店長は「昨年は正月に合わせて帰省する新成人が自粛により少なかったため、オードブルの売上げが大幅に減ったが、今年は予約が増えてきている」と話し、「ギフトも動きも良い。コロナ禍の生活で家飲みが定着してきたと思われ、米と酒が10~20%と伸びている」と分析した。
その上で「まだ、客の動向を見定めている段階。30日ごろには混雑が予想されるので、急ぎの方は早めに正月の準備を」と呼び掛けた。
買い物に訪れた女性(40代)は「コロナが落ち着いているので、沖縄本島からきょうだいが久しぶりに帰省して来る。正月をみんなで楽しく過ごすために、コロナ対策もこれまで通り続けていきたい」と話した。