宮古48日ぶり感染確認 県内「オミクロン株」新規8人
【那覇支社】県は29日、宮古島市で公務員の男性(30代)1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市内での感染確認は11月11日(1人)以来、48日ぶり。また、県は沖縄本島で変異株「オミクロン株」の感染者8人を確認したほか、うち1人は市中感染の可能性があることも明らかにした。県内の同変異株感染者は、計20人となった。同日、県内で新型コロナの新たな陽性者は27人だった。
市内の新規陽性者は、28日に第11管区海上保安本部が発表した宮古島海上保安部の職員。軽症で、宿泊施設で療養中という。保健所が濃厚接触者などを調査中。県は、「デルタ株かどうかスクリーニング検査を行うことになる」とした。
新たにオミクロン株感染が判明したのは、本島中北部に住む10代~50代の男女8人。このうち、7人がオミクロン株陽性者の家族やキャンプ・ハンセン、嘉手納基地の勤務者。名護市に住む教育関係の女性(30代)は基地との関連が確認されず、市中感染の可能性があるという。
同日は、コロナ陽性後のスクリーニング検査で新たに15人がデルタ株陰性となり、オミクロン株疑いでゲノム解析を行っていることも明らかになった。31日にも結果が出るという。
県内の新規陽性者は、10歳未満~90代の男女27人。うるま市の8人が最多で、沖縄市4人など、本島中部地区で多かった。従来患者の接触者は計15人。
直近1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は、宮古島市は1・83人、石垣市は0・00人。県全体は9・97人で全国ワースト。
在沖米軍関係は同日、20人の新規感染が報告された。