年明け感染者激増/新型コロナ
10日間で571人、第5波の2・6倍
宮古島市における新型コロナウイルス感染者は年明けから激増している。10日間で571人の陽性が確認された。第5波とされた昨年8月から9月初旬のピーク時と比較すると約2・6倍となっており、ウイルスの変異株、オミクロン株の感染力の強さが如実に表れている。感染拡大の影響で職員の確保が困難となっている宮古病院は11日から当面の間、一般外来診療を休止する。
市内では昨年8月1日から9月5日までの第5波ピーク時に787人の感染を確認、1日平均では21・9人だった。年明け1月1日から10日までに571人が感染、1日平均では57・1人となり、第5波時と比較すると約2・6倍の陽性確認だ。
第5波の後、市内では11月11日から12月27日までの約1カ月半、感染確認ゼロが続いた。その後、爆発的に感染者数が増えた。年明け1日に3人だった感染者は、日を追うごとに倍増し、特に7日から3日間は110人、133人、110人と連続で3桁を数えた。専門家は1日200人超がピークと予想する見方もあり、今のところ先行きは見通せない。
対応に追われる宮古保健所は窓口を11日から一部閉鎖。宮古病院は職員が陽性者や濃厚接触者となり、数十人規模で出勤できない状況に陥った。11日から、一般外来診療を全面的に休止する。