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産業・経済
2022年1月12日(水)8:59

10㌃当たり1800円以内補助/サトウキビ

株出し管理委託に対し/国のセーフティネット事業

 

3年ぶりに株出し管理作業委託に対する補助事業が実施される(資料写真)

3年ぶりに株出し管理作業委託に対する補助事業が実施される(資料写真)

宮古地区さとうきび糖業振興会(事務局・JAさとうきび対策室)は国の2021年度セーフティネット事業でサトウキビの株出し管理委託作業に対する補助事業を実施する。夏植え・春植え収穫後の初めて株出し栽培するほ場が対象で、補助額は10㌃当たり1800円以内。JAさとうきび対策室では「次期の生産量確保のためにも、補助事業を利用しながら、しっかりと肥培管理に努めてほしい」と呼び掛けている。

株出し管理作業委託に対する補助事業実施は3年ぶり。農林水産省のさとうきび自然災害被害対策事業の補助金を活用する。今期の春植え・夏植えの収穫面積は約2400㌶あるが、JAさとうきび対策室では3200万円規模の予算を見込んでいる。

対象は宮古地区さとうきび管理組合に加入するオペレーターに作業を委託する場合で、期間は21年12月1日から22年3月31日まで。農家がオペレーターを兼ねる場合と、オペレーターが別のオペレーターに委託した場合は対象外となる。株出し収穫後のほ場も対象外になる。

農家はオペレーターに作業を依頼し、いったん通常通りの作業料金を支払う。オペレーターが作業実績を取りまとめて糖業振興会に補助金を申請する。補助金は後日(6月ごろを予定)、農家に個別に振り込まれる。

さとうきび管理組合には現在56人のオペレーターが加入しており、新しく加入することも可。加入すれば未加入時の作業実績も認めるとしている。

加入しているオペレーターの名簿と作業申請書はJAさとうきび対策室(電話72・1341)とJA各資材店に置いてあり、問い合わせにも応じる。


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