キビ平均糖度15度超
操業中盤 ほぼ基準帯上回る
昨年12月中旬に開始した島内2工場(沖縄製糖、宮古製糖城辺工場)の2021-22年産サトウキビの製糖操業は中盤を迎えている。これまで搬入された原料(キビ)の糖度は、ほぼすべてが基準帯以上で推移している。操業開始から2日までの平均糖度は沖糖が15・23度、宮糖は15・69度と最高の出来。搬入された原料のほとんどが基準帯以上だ。当初、操業終了は3月中旬を見込んでいたが、年明け後、天候が崩れ気味で原料搬入が鈍化しており、同下旬あるいは4月までずれ込む可能性がある。
今期は沖糖が12月13日、宮糖は同10日から操業を開始。そろって年内操業に入った。
沖糖は今月2日までに当初生産見込み量の約5割、7万3146㌧を搬入。うち基準糖度帯(13・1~14・3度)が20・03%、基準以上(14・4度以上)が78・55%、基準以下(13・0度以下)が1・42%、平均糖度は15・23度。
宮糖も約半分の6万1737㌧を搬入。うち基準糖度帯が8・38%、基準以上が91・07%、基準以下が0・55%、平均糖度は15・69度と好調だ。
今期の当初生産見込み量は沖糖が14万6800㌧、宮糖が13万90㌧。両工場とも操業の折り返し時期を迎えている。前半を振り返りながら、工場は「15度以上で上々だが、天気が晴れれば、糖度はもっと上がる」と天候回復に期待している。
宮糖は伊良部工場が12月1日、多良間工場が同2日から操業している。今期は管内4工場で37万4000㌧の生産量を見込んでいる。
☆関連記事 ハーベスター申請94%/サトウキビの機械刈り(2022年1月15日配信)