感染対策徹底の継続を/家庭、学校、職場などで
先行解除
座喜味市長 市民に協力呼び掛け/まん延防止解除
座喜味一幸市長は7日、市役所で会見し、新型コロナウイルス感染症に関連し、県の「まん延防止等重点措置」が解除されたことを受け、市の方針について発表した。この中で、旧十六日祭(16日)では、同居家族以外の人との飲食は極力控えるよう呼び掛けるとともに、再度、指定されないために「家庭内、学校、職場」等でも引き続き感染防止対策の徹底を訴えた。
座喜味市長は会見で、県内において、いち早く指定解除されたことは市民の感染防止に対する取り組みと医療機関における3回目のワクチン接種を早期に進めたことが「功を奏したと考えている」と説明した。しかし、まだまだ連日2桁台の感染が続く状況で、再度感染増加に転じることが懸念されることから、「市民の皆さんには引き続き感染対策の徹底をお願いしたい」と述べた。
旧十六日祭に向けては、例年親族などでの墓参りが行われるが、「体調不良時は参加しない、させない」を徹底し、同居家族以外の親族等での飲食、特に島外から来島した親族を含む飲食はできるだけ控えるよう訴えた。
3回目のワクチン接種については、早期の集団免疫獲得のため当初の集団接種スケジュールを前倒していると紹介。現在は対象者(2万520人)の接種率が40%に達しているが、「集団接種は予約に空きがある状況なので接種券が届き次第早めの接種をしてほしい」と話した。
飲食店の時短営業の要請も解除されたことで、経済活動が再開されることは「喜ばしい」としながらも、事業者へ「引き続きの感染対策と時短営業」などの協力を呼び掛けた。飲食をする際には感染防止対策を徹底している店舗を利用し、4人以下2時間以内で終わるよう求めた。
最後に「宮古島市が全国に先駆けて、まん延防止等重点措置が解除された。注目を受ける。保健所、医療関係者を含め優れたノウハウを持っている。市民の皆さんには感染防止対策に協力してもらいながら、当たり前の生活を取り戻すという方向で進めば、宮古島がモデルケースになると思う」と話した。
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