3連休静かにスタート
まん延措置解除も人少なく
3連休の初日に当たる11日、観光地や空港などでは人影もまばらで静かなスタートとなった。宮古では7日からまん延防止等重点措置が解除となったが、全国的に新型コロナウイルス感染拡大が続いていることもあり、市内の飲食店ではシャッターを閉めている店舗もいくつかあった。
宮古空港ロビーは、航空機の離発着時間以外は閑散としていた。手荷物検査会社の従業員は「3連休の初日なので乗客は少し増えているが、それでも少ない」と話した。レンタカー業者は「連休が始まったので、予約はまあまあ入っているけど、それもきょう(11日)だけ。あす(12日)以降は少ない」とあきらめ顔だった。
宮古島海中公園では「感染者が増えてからはガラガラの状態だったが、3連休の初日は入場客は多かった」と話した。
タクシー会社の経営者は「まん防が解除されたが相変わらず暇。観光客は少ないが来ているので、夜は昼間に比べて利用客は多い」と語った。
市街地では、道を行き交う観光客やレンタカーを時たま見かける程度。開店準備していた飲食店の従業員は「まん防解除でも、なかなか客は戻ってこない。よその店に聞いても皆同じ。予約が入った日だけ開ける店や開けていない店もある」と指摘。連日、感染者2桁が続いていることを挙げて「宮古はなぜ、解除したのだろう」と首をかしげた。
バーのオーナーは「店を開けても客は来ない。食材は無駄になるし、売り上げがなくても従業員に給料を払わなくてはならない」と不満を口にした。