大橋開通30周年を祝う/いけま島おこしの会
100年先の土台づくりへ/先人に感謝、さらなる発展誓う
池間大橋開通30周年記念式典(主催・いけま島おこしの会)が13日、池間公民館で開催された。地域住民らが多数集まり、開通の節目を祝った。建設に携わった先人たちに感謝するとともに、今後の発展のために同大橋を活用することを誓い合った。新型コロナウイルスの感染防止の観点から祝賀会は開かれなかった。
同大橋の総事業費は約99億円。総延長は4676㍍。このうち、本橋梁(きょうりょう)部分(橋の長さ)は1425㍍。1992年2月14日に開通した。
式典で池間自治会の仲間広二会長は「池間島の活性化には起業が必要だ。橋がつながり人も情報も入ってくるので、大橋をもっと活用してほしい。30年の歴史を重く受け止めながら、池間を発展させる100年先の未来を見据えて、土台をつくっていこう」と強調した。
元教育長で池間文化協会の川上哲也会長は「開通30周年を皆さんと共に喜びを分かち合いたい。『夢の大橋は架からない』と最初は言われていたが、見事に完成した。大橋の実現に動いた先輩たちに感謝の気持ちを持たねばならない」と呼び掛けた。
池間小中学校の平良吉嗣校長=池間出身=は「児童生徒は現在25人。少なくなったが、エネルギーは100人分に感じる。大橋に感謝すること、橋の利用者が幸せになること、隣の狩俣自治会と共に発展することを願っている」と述べた。
式典は池間大橋会の「宮古トーガニ」で幕開け。優雅な舞で式典に花を添えた。最後は「池間大橋」の踊りを披露し、幕を閉じた。
終了後には開通記念ウオーキングに出発。親子連れらが参加して小雨が降る中、大橋を往復した。
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