確定申告がスタート/宮古島税務署
コロナ下「自宅からイー・タックスで」
所得税などの2021年分の確定申告が16日から全国一斉に始まった。宮古島税務署では新型コロナウイルス感染症防止対策の観点から、会場への入場を制限し「3密」を回避しながら申告受付を行った。税務署では自宅からパソコンでできる「e-Tax(イー・タックス)」の利用を勧めている。申告期限は、所得税などは3月15日、消費税などは同31日までとなっている。
入場の際には整理券が必要で、当日会場で受け取るか、「LINE」で事前取得する。会場への入場は検温、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などが必要で、同署では協力を求めている。
宮古島税務署では、1日から確定申告会場を開設して申告相談を希望する人に対応している。来場者は15日まで1日平均50人、昨年は同日まで1日平均35人が来場した。
昨年は約7700人が確定申告を行い、約2200人が会場で申告をし、残りの約5500人がイー・タックスを利用した。相談を含めると約3000人が来場した。
振替納税の期限は所得税が4月21日、消費税が同26日となっている。
同署の粟國純次署長は「コロナ感染リスクを軽減するためにも、自宅のスマホやパソコンからイー・タックス申請をしてほしい。期限前は多くの人が殺到するので、早めの準備、申告をお願いしたい」と述べた。
申告に訪れた飲食業の男性(60代)は「毎年、初日に申告している。イー・タックスでは間違う恐れがあるので、混まないうちに早く申告して午後から墓参りに行く予定」と話した。