模範生徒に砂川、平良さん/市「教育の日」表彰式
「周囲への影響大きい」/教育功労者は下地さんら3人
2021年度市の「教育の日」表彰式(主催・市教育委員会)が20日、市役所で開かれた。教育の日標語・川柳の入賞者と模範児童生徒、教育功労者の計14人に賞状などが贈られた。例年ならば市民大会などを開催するが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小し表彰式のみ実施した。
毎年2月の第3日曜日は市の「教育の日」に定められている。教育に対する市民の関心と理解を深め、市民全体で教育に関する取り組みを推進することなどを目的としている。
模範児童生徒には「少年の主張」全国大会で審査委員会委員長賞を受賞した砂川恵里香さん(久松中1年)、全国若年者ものづくり大会敢闘賞の平良怜士さん(宮古工業高3年)が選ばれた。
大城裕子教育長は模範児童生徒に対し「ひたむきに積み重ねてきた努力や行いは、自身の成長と周囲に与える影響が大きい」とたたえた。教育功労者には「献身的な活動は教育の発展に大きく寄与した。敬意と感謝を表したい」と話した。
表彰式で座喜味一幸市長は「教育について見つめ直す意義深い日。標語・川柳には多数の応募があり、関心の高さがうかがえた。教育に関する市民の理解がより一層深まり、市の教育発展に寄与することを祈念する」と語った。
模範児童生徒と教育功労者は次の皆さん。(敬称略)
▼模範児童生徒
【中学校の部】砂川恵里香(久松1年)=宮古地区「少年の主張」最優秀賞、県「少年の主張」最優秀賞、「少年の主張」全国大会審査委員会委員長賞
【高校の部】平良怜士(宮古工業3年)=県高校生ものづくりコンテストフライス盤部門優勝、全国若年者ものづくり大会フライス盤部門敢闘賞
▼教育功労者
下地恵美(西城幼稚園教諭)=「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」今年度は県の研究指定を受け、園児の成長および宮古地区の幼稚園教育に貢献
伊計高秋=現役東大生を講師に招いた「東大生講座in伊良部島」の企画開催。多年にわたり伊良部島の子供たちや学校に対し、教育振興のために貢献
宮沢盛次=琉球銀行宮古支店長就任を機に、母校である鏡原小学校に児童図書を寄贈。31年2カ月で3510冊を贈り、児童たちに夢を与え続けた。