新型コロナ 3回目ワクチン接種開始/多良間
27日まで5日間実施/対象者9割が予約済み
【多良間】村による18歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチン3回目の集団接種が23日からスタートした。集団接種は27日まで5日連続で村コミュニティー施設で行われる予定で、村によると3回目接種対象者の約9割に当たる619人が予約しているという。また、村では予約していなくても期間中は柔軟に対応するとしている。
今回は県から派遣された医師2人と看護師2人、多良間診療所の医師と看護師で最終日までワクチン接種の対応をしていく。
集団接種は65歳以上、50歳以上、40歳以上、18歳以上と分けて行われるほか、12歳以上の1回目接種も併せて行われる。使用するワクチンはファイザー社製となっている。担当者は接種券と、記入を済ませた予診表を会場に持参するよう呼び掛けているほか、接種日は検温を実施し、マスク着用、接種しやすい服装での来所を求めている。
初日は65歳以上の予約をした人たちが時間に合わせて訪れた。医師から「普段飲んでいる薬はあるか」や「前回接種後の副反応はあったか」などの問診を受けた後に接種し、副反応がないか経過観察のため、15分ほど待機した。
接種した70代の農業の男性は「これまで2回接種後の副反応も全然なくて良かった。(感染防止対策で)気を付けているのは3密を避けること。多良間では発生がないので日常生活でも気を付けながら生活をしている」と話し、70代の自営業の男性は「コロナ禍でマスクの常時着用はわずらわしいが、お酒を飲む機会が少なくなったことは良いこと。窮屈に考えないようにしている」と話した。
接種に関する問い合わせは村住民福祉課(電話79・2623)まで。