新年度予算案378億円/宮古島市
前年度に比べ微増/ワクチン接種費9700万円など
宮古島市の2022年度一般会計当初予算案が24日、市議会の議案説明会で公表された。予算総額は378億5000万円で、前年度比1億900万円(0・3%)の微増。新型コロナウイルスワクチン接種対策費として9722万円、八重干瀬活用促進事業に7554万円なども盛り込んだ。予算案は来月1日開会の市議会3月定例会に提出される。
歳入の構成比は、自主財源が25%、国や県から支出・交付される依存財源は75%となっている。
市税は前年度比4297万円増の58億4万円を見込んでいる。一方で地方交付税は120億2014万円で同比11億1553万円の大幅増となっている。
国庫支出金は前年度比6億7810万円増の69億6384万円、県支出金は同比7億3930万円減の57億7475万円となった。
繰入金は前年度比6621万円増の23億5187万円。主な内訳は財政調整基金繰入金11億318万円、ふるさとまちづくり応援基金繰入金6億5510万円、合併振興基金繰入金3億2380万円。
市債は18億7680万円で、前年度と比べて12億3050万円減っている。
一方の歳出は、人件費や物件費、公債費を含む経常的経費が前年度比12億8129万円(4・6%)増となり、総予算に占める割合は77・6%。このうち公債費は47億4476万円で4億6116万円増となった。
主な補助事業としては、伊良部屋外運動場整備事業に14億3237万円。農業基盤整備促進事業には10億3206万円、市文化ホール舞台照明設備改修事業には3億6630万円を組んだ。
そのほか単独事業として水産振興事務費で屋台村拠点整備計画基本設計業務を行う。平良第一小学校屋内運動場改修事業なども実施する。