サシバリンクス早期売却を/「指定管理者」で質疑
育児休業条例は表決延期/市議会総務財政委
市議会総務財政委員会(下地茜委員長)は15日、指定管理者指定についての議案審査などを行った。「市職員の育児休業等に関する条例の一部改正」について以外はすべて可決した。サシバリンクス伊良部について、今後の対応について質問があり、市は改めて「売却」する方針だと説明。委員からは3年間の指定管理期間中に「売却に向けて手続きを進めるように」との意見が多数上がった。
この日は前日に引き続き、市当局が指定管理者の指定について委員からの質疑に対応。指定管理者制度運用委員会の報告と合わせて質疑が行われた。
サシバリンクス伊良部の指定管理者の指定について、粟国恒広氏が「行政がゴルフ場を管理しているというところはほとんどない。施設については2007年に売却等検討委員会が設置されている。この施設はポテンシャルが高い。民間にしっかりと管理してもらうことで、市にも大きな収益が見込める」と主張した。
垣花和彦企画政策部長が「売却等検討委員会で必要事項の調査、精査を行うことになっている。定期的に会議を開いているが、基本的に売却の方針は堅持されているが、まだ具体的な取り組みは行われていない」と改めて説明した。
また、上地成人観光商工部長は「土地の問題などもあるが、指定管理期間内に売却に向けて動き出したい。サシバリンクスの売却については決定した後には、書面で残していく」と理解を求めた。
下地信男氏は「伊良部には収益物件が多い。しかし、市の手に余っている状況。それぞれの施設の状況を見て、売却をしっかりと位置付けて進めていくことが重要。その際には指定管理を受けていた人たちに対する丁寧な対応をしてほしい」と訴えた。
一方、「市職員の育児休業等に関する条例の一部改正」について提案理由や条例の文言について粟国氏が不明点がまだあると主張。再度、市当局からの質疑を踏まえて、最終本会議までに表決するよう提案し、後日改めて表決を取ることになった。