(27日)宮古島市19人、多良間村2人が新規陽性
県全体838人
県は27日、宮古島市で新たに19人、多良間村では2人について新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。市の新規陽性者は前週の日曜日から7人増となっている。多良間村では、20日から8日間で68人の新規陽性が判明した。県全体では、838人(前週比161人増)の新規陽性が確認された。
直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)は、宮古島市は184.90人。県全体では全国ワーストの330.01人となっている。全国で2番目に高いのは東京都の317.29人。全国平均は215.35人だった。
多良間村の感染状況について、オンラインで会見した県感染症対策課の嘉数広樹課長は「かなり感染者が増えていた時期よりは落ち着いている形ではあるが、まだ確たることは言えない」と述べた。
嘉数課長は、県全体で緩やかに感染者数が増加しつつあるとの認識を示した上で、「連休の影響があるほか、20代が増加傾向にある。これから歓送迎会のシーズに入り、県境をまたぐ往来が増えるため感染の拡大が非常に懸念される。イベントなどでも、しっかり感染対策をして参加してほしい」と呼び掛けた。
宮古島市で新たに感染が判明したのは、市在住で10歳未満~60代の19人。年代別で最も多かったのは50代の6人で、そのほか20代と30代が各3人、10歳未満と10代、40代が各2人、60代は1人。
職業別では、サービス業の5人が最多。次いで会社員3人、小学生と建設業が各2人、中学生と販売業、教育関係、畜産業が1人ずつとなっている。職業確認中は3人。
多良間村での新規感染者は、団体職員の40代と、職業確認中で10歳未満の計2人
宮古地区の療養状況は、入院中が宮古病院4人(中等症2人、軽症2人)と民間病院2人(中等症1人、軽症1人)の計6人。そのほか、多良間村の感染者を含めて宿泊療養施設療養中38人、自宅療養中113人、入院・療養等調整中23人。
県全体で、新型コロナ対応の病床使用率は24.0%。新規PCR検査の陽性率(直近1週間平均)は13.5%で、前日(13.4%)から低下した。