羽田枠の評価期間開始/官民連携で路線確保へ
市長、観光振興に期待/下地島空港活性化協、SKY
下地島空港活性化協議会(会長・座喜味一幸市長)とスカイマーク(SKY、洞駿社長)は27日、同空港でスカイマークの羽田-宮古(下地島)便を出迎えた。座喜味市長と洞社長らが搭乗客131人に記念品を手渡した。同日から同路線の発着枠を懸けた評価対象期間が開始。路線確保に向けて官民一体で取り組むことを誓い合った。
国土交通省航空局の行う「羽田発着枠政策コンテスト」は、同日より1年間が評価対象期間となっている。2020年5月の評価で僅差であった5位の三沢と6位の宮古(下地島)の実績を再度評価し、羽田発着枠の配分先が決定する。
出迎えには洞社長、座喜味市長をはじめ、県文化観光スポーツ部の宮城嗣吉部長、宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の吉井良介会長、下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長が参加した。
観光客が姿を見せると、「ようこそ宮古島へ」などと声を掛けながら、黒糖や消毒セットなどを詰め合わせた記念品を手渡した。
同空港ターミナル前広場では、伊良部島小学校の6年生37人がエイサーを披露した。勇壮な演舞で観光客らを楽しませた。
洞社長は「羽田発着枠政策コンテストが始まった。一昨年の就航以来、準備を重ねてきた。イベントやキャンペーンを通じて、お客さまの期待に応えたい。この路線の認知度を高める努力をする。絶対に勝つ覚悟で社員一同燃えている」と意気込みを語った。
座喜味市長は「下地島空港が活気に満ちあふれ、うれしく思う。羽田枠を取ることは観光振興に大きな意味を持つ。スカイマークの就航で入客者の拡大に効果があり、今後もニーズが高まると期待している」と話した。