「市民目線で市政を」/座喜味市長
新年度開始で訓示/新採用職員らに辞令交付
2022年度がスタートした1日、市の定期人事異動辞令交付式が市役所大ホールで開かれた。管理職と新規採用の職員に座喜味一幸市長らから辞令が手渡された。座喜味市長は「市政を市民目線で効率よく、きめ細やかにしていくことが重要。官民一体となり、市の発展振興を遂げよう」と職員に協力を呼び掛けた。
辞令を受け取ったのは、部長級と課長級以上の管理職35人と新規採用職員33人。座喜味市長が市長部局に、教育委員会は大城裕子教育長、消防本部職員には宮國和幸消防長らが一人一人に辞令を手渡した。
辞令を受けた新規採用職員は、「全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓う」と宣誓した。
座喜味市長は職員らに対し、現在、新型コロナウイルスがまた感染拡大の兆しとなっていると警鐘を鳴らし、「いかにして当たり前の生活に戻すか、当たり前の経済活動を取り戻すかが当面の課題。また、5年、10年先を考え、市の行政として何をすべきかをそれぞれがしっかりと考え方を整理してほしい」と訴えた。
さらに「新たな時代に向けた市のきめ細やかな市民サービスを実行するために皆さんの力を貸してほしい。また、生活を豊かにしていくためにも、各分野でこれまでになかった行政の挑戦をしてほしい。大胆にして発想豊かな取り組みを期待している」と語った。
高齢者支援課に配属となった新規採用の根間映実里さんは「当日を迎え、市民のために働く決意が固まった。これから頑張っていきたい」と抱負を語った。
農村整備課に配属された仲間和泰さんは「これまで県で仕事をしてきたので、培った知識や経験を生かして市民のために取り組んでいきたい」と表情を引き締めた。
管理職、新規採用以外の異動職員へは各部局の部長らから辞令が交付された。