出生、1日1.3人/統計で見る宮古島市
21年度版 人口は5年ぶり減少
宮古島市では1日に1・3人の子どもが生まれ、1・7人が亡くなっている。転入は1日に8・7人いて、8・6人が転出している。結婚は1カ月に27・6組、離婚は10・4組がしていることが、市発刊の「2021年度統計みやこじま」で分かった。人口は5年ぶりに減少した。
収録した内容は主に21年(1月~12月)、20年度(20年4月~21年3月)のもので、市の人口や経済、教育、福祉などの各分野にわたる基礎的な統計資料を総合的にまとめている。
それによると、21年12月末時点の人口は前年度同期を111人下回る5万5466人(男性2万8026人、女性2万7440人)で減少した。出生数が死亡数を下回り、転入数と転出数がほぼ同数だったことが要因となっている。
総人口のうち14歳以下の「幼年人口」は8402人(男子4350人、女子4052人)で、総人口に占める割合は16・2%。15歳~64歳の「生産年齢人口」は2万9513人(男性1万5249人、女性1万4264人)で総人口に占める割合は56・8%。65歳以上の「老齢人口」は1万4079人(男性6410人、女性7669人)で27・1%となっている。
出生数は前年度に比べ44人減の476人。死亡数は66人減の616人で、自然増減数はマイナス140人となった。転入数は前年度比260人減の3177人。転出数は20人減の3131人となり、社会増減数はプラス46人となった。
婚姻数は前年度に比べて25組減の308組。離婚数は35組減の125組だった。
交通人身事故発生件数は23件減の47件で、1カ月に3・9件発生。刑法犯(殺人、強盗、窃盗など刑法等の法律に規定する犯罪。交通事故は含まない)発生件数は19件減の260件で1日当たり0・7件。
中学から高校への進学率は97・4%。高校から大学などへの進学率は29・5%だった。