「宮古の海は宝物」/さかなクン
子供たちに魚の魅力解説
「ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が9日、新城海岸で行われた。タレントで東京海洋大学名誉博士・客員教授の「さかなクン」がスペシャルゲストとして出演し、宮古の海に生息する魚の特徴などをイラストと共に解説。宮古島の海の美しさを「宝物」と評し、海が美しいのは、自然が大切にされているからだと訴えた。
海洋ごみ問題について関心を高めてもらうことなどを目的に開催された今回のイベントでは、「海辺のミライ教室」とビーチクリーンが行われた。
さかなクンは「海辺のミライ教室」で「お魚お絵描きクイズ」と題し、数種類の魚についてイラストを描いた上で、その魚にまつわる3択クイズを出題。解答と共に、その魚についてのさまざまな情報を紹介した。
その中で、サンゴをかじって食べるイラブチャーは、付着した栄養分のみを吸収し、サンゴの骨に当たる部分は白い砂として体外に排出することで海底をきれいにしてくれていること、ミーバイは幼い時はすべてが雌だが、途中で最も大きい魚が雄に変わることなどを説明した。
宮古の海については「宮古の海がとってもきれいなのは、皆さん一人一人が宮古の自然を大切にされているから。それが一番。さかなクンも宮古の海に初めて来た時、何てきれいな海なんだ、こんなにきれいな海が日本にあるんだ、宝物だ、と思って本当に感激した」と語った。
会場には、さかなクンを一目見ようと大勢の家族連れらが来場。3択クイズが出題されると、解答したい子どもたちが一斉に手を挙げていた。クイズ正解者には、さかなクンが描いたイラストがプレゼントされた。
「海辺のミライ教室」終了後にビーチクリーンが行われ、来場者とさかなクンら関係者がビーチに漂着したさまざまなごみを拾い集めた。
3択クイズで正解し、イラストをプレゼントされた屋所諒君(平良第一小2年)は「さかなクンが好きで、テレビで見たことはあるけど実際に見たのは初めて。本物はすごいなと思った。もらったイラストは家に飾りたい」と話した。