米軍機4機が緊急着陸/CH53ヘリ普天間所属
宮古空港に給油理由
米軍普天間飛行場所属のCH-53ヘリ4機が10日午後4時30分ごろ、給油を理由に宮古空港に緊急着陸した。4機はフィリピンから普天間飛行場に向かう途中で、給油するため着陸した。
ヘリは2機ずつに分かれて着陸。午後4時30分ごろに最初の着陸があり、その後別の2機も着陸した。宮古空港の北側に駐機し、給油を行った後、同5時50分ごろに4機一斉に普天間飛行場に向け離陸した。
沖縄防衛局によると同飛行場には同7時9分ごろ到着したという。民間機のフライトに影響はなかった。
市によると大阪航空局宮古空港・航空路監視レーダー事務所に緊急着陸したいとの連絡があり、同事務所や市の空港課が県などと連携しながら対応したという。市は民間空港の使用に関して「緊急時の空港利用はやむを得ない」との見解を示したほか、同日は万が一に備えて消防などの受け入れ態勢やエプロンに落とし物がないかなどの確認などを行ったという。
米軍機が駐機している間、同空港のフェンス周辺には複数の市民が訪れ、「あれは米軍機なのか」や「なんで来たのだろう」などと話をしながら作業を見守っていた。
同防衛局は「普天間飛行場所属のCH-53ヘリ4機が給油を済ませて宮古空港を離陸し普天間飛行場に帰島した」と話した上で、米側からは「フィリピンから戻る途中の4機が予測より強い風に見舞われ、給油のため宮古空港に着陸した」との説明を受けたという。
米軍機の宮古空港の使用は2014年5月以来約8年ぶりと見られる。