2000個あっという間に完売/とうがんの日キャンペーン
1個100円に長蛇の列/実行委 消費拡大で即売会
トウガンの魅力を広く市民にアピールし、地産地消と消費拡大につなげる「とうがんの日」キャンペーン(主催・同実行委)が10日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で開かれた。この日は日曜日ということもあり、即売会では1個100円のトウガンを買い求めようと、販売開始前から同市場前には長蛇の列となった。用意された2000個は20分程度であっという間に完売した。また、今回は、駐車場でもJA青壮年部が新鮮野菜を販売する「軽トラ市」も初めて開催された。
即売会では、通常価格で500~600円するという重さ1・8㌔~2㌔のトウガン1玉を100円で販売した。また、Aコープ各店(城辺、下地、上野、佐良浜)でも販売された。
1人2玉まで購入できる即売会では、午前9時の販売開始と同時に、訪れた人たちはできるだけ大きく、形の良いものを購入しようと山積みされたトウガンの中から気に入った商品を買い求めていた。
大きなトウガン2個を購入した60代の主婦は「いろいろな料理に合うトウガンは大好き。きょうはみんなでソーキ汁に入れて食べたい」とうれしそうに話した。
このほかも会場ではJA女性部によるトウガン料理や、みゃーくの味加工推進協議会によるトウガンパイなどの試食と販売、んまがぬ家でトウガンカレーの販売など行われた。
毎年4月10日は「とうがんの日」として県経済連が1998年に制定。宮古島市は2007年2月にトウガンの拠点産地として県の認定を受け、今では宮古地区出荷野菜の重要品目に位置付けられている。
同時に同市場の駐車場で行われた「軽トラ市」では、大根、にんじん、オクラ、トマト、インゲンなど10種類以上の島産野菜などが安価で販売され、多くの買い物客でにぎわった。