04/23
2025
Wed
旧暦:3月26日 仏滅 壬 
社会・全般
2022年4月19日(火)8:59

フードバンク寄付1万9000個/21年度市社協まとめ

前年度比べ2倍以上/食品ロス解消、徐々に浸透

 

食品の寄付と配布数

食品の寄付と配布数

市社会福祉協議会が進めるフードバンク事業「んまんま」への食品寄付が前年度比で2倍以上となっていることが、同協議会のまとめで分かった。2021年度に寄付された食品数は1万9309個で、前年の6727個を約1万2600個上回った。この食品のほとんどが必要とする家庭に配布された。フードボックスを設置する企業も広がりを見せており、食品の寄付文化が根付き始めている。市社協の担当者は「普段の暮らしを支え合うコミュニティーが形成されてきていると思う」と話した。

市社協では事業が継続するにつれて、フードバンク事業に対する理解と協力が広がっていると分析。個人や職員から募った食品をまとめて寄付する企業もあるという。

事業の認知度と比例して実績も右肩上がりで推移している。開始初年度の19年度の食品寄付は6カ月の合計で699個。このうち698個を必要な世帯に配布した。20年度は6727個の寄付があり、6617個を配布。21年度は1万9309個のうち1万7267個を配布した。

利用者は一人親世帯が最も多く約3割。続いて単身世帯、高齢者世帯、精神障がい児(者)を抱える世帯、多子世帯などとなっている。

市社協の担当者は「少しずつだがフードバンクへの寄付が広がっている。市民の皆さんの支援に感謝する。利用者へは社協だけでなく行政なども交えて必要な支援もしている。貧困問題などはすぐに解決できるものではないが継続して取り組んでいきたい」と話した。

同事業は19年10月から開始。翌年には日本郵便沖縄支社が市内の郵便局にフードボックスを設置したことで事業が広がりを見せた。その後も沖縄銀行宮古支店やホテルなどがフードボックスを設置している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!