枝豆出荷がスタート/伊良部島
東京へ40トン以上見込む
伊良部島で枝豆の収穫が始まり、栽培農家は連日出荷作業に追われている。これからが収穫、出荷のピークとなる。年々知名度が増している島産枝豆は東京の豊洲に出荷される。例年並みの約40トン以上を見込んでいる。栽培農家から買い受ける伊良部島枝豆生産組合(長浜勇人代表)は「島産の枝豆は年々品質も良くなり、甘く味も濃くてとてもおいしい」と話した。
伊良部での枝豆栽培は今年で15年を迎える。長浜代表によると、今週から収穫が始まり、ピークは4月末から5月初旬ごろまでで、期間は5月20日ごろまでを見込んでいる。
今期の総出荷量を平年並みの40トン以上を目指しているという長浜代表は「昨年は天候の影響で30トン弱だった。今年は今週から出荷もスタートしたので期待している」と話した。
19日の朝、収穫された枝豆は同組合に搬入され、パート職員らが選別、袋詰め、出荷作業に追われていた。
長浜代表は「年々、収穫時期のパートの人数は増えてきている。現在は70人程度だがピーク時には80人ほどで対応することになる」と話した。
収穫された枝豆が島内で流通する機会はまだまだ少ない。生の地元産枝豆を地元の人たちが味わえるようになることが今後の課題だ。
それでも伊良部島の土の恵みと南国の太陽の光を十分に受けた枝豆は、本土に届けられ、着実にそのファンを広げている。