21年度は43万4969人/年間入域観光客数
前年度を20%上回る/19年度比では59%減 宮古島市
市観光商工課はこのほど、2021年度の宮古島市への年間入域観光客数は43万4969人だったと発表した。前年度比では7万5377人(20・96%)上回ったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく現れる前の19年度との比較では62万6354人(59・02%)下回る結果となった。
21年度の入域観光客数を月別で見ると、最も多かったのは10月の5万2525人で唯一、5万人台となった。次いで12月の4万8194人、3月の4万4736人、11月の4万4096人、7月の4万3261人、8月の4万2112人と、この5カ月は4万人台だった。
最も少なかったのは1月の2万12人、次いで2月の2万1439人、6月の2万4607人、5月の2万7685人と、この4カ月は2万人台にとどまった。4月と9月は3万人台だった。
20年度に続き、21年度もクルーズ船の寄港は全便キャンセルとなったことから海路による入域観光客はゼロで、すべてが空路による観光客だった。
年間入域観光客数は20年度が35万9592人、19年度は106万1323人だった。年間入域観光客数が40万人台となるのは43万550人だった14年度以来の7年ぶりとなる。
3月単月の入域観光客数は21年度が4万4736人で、20年度を1万4139人、19年度を2499人上回っている。
市観光商工課では21年度の年間入域観光客数が20年度を上回った要因について「21年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、外国クルーズ船は全便キャンセルとなったものの、航空路線においては各航空会社の運航再開、緊急事態宣言等の解除により航空需要が増加したためと考えられる」と分析している。