11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
農林・水産業
2022年4月26日(火)8:59

反収アップへ要点解説/JAきび対策室

栽培暦を一新、農家に配布

 

サトウキビ栽培の基本を解説した暦をアピールする平良室長(左)=25日、JAおきなわ宮古地区本部

サトウキビ栽培の基本を解説した暦をアピールする平良室長(左)=25日、JAおきなわ宮古地区本部

宮古地区さとうきび糖業振興会(事務局・JAさとうきび対策室)は「さとうきび栽培暦」を12年ぶりにリニューアルし、生産農家に配布している。サトウキビの夏植え、春植え、株出しの作業適期を月ごとに示し、作業のポイントを解説している。A0版のカラー刷りで、採苗ほ、除草剤、各品種の特徴も示している。

栽培暦の作成は2010年以来。6000枚を印刷、全生産農家に配布を始めている。

夏植えの場合は収穫後から2年間、春植え、株出しは1年間を▽土づくり・植え付け準備▽発芽▽分げつ期▽伸長停滞期▽伸長初期▽生育旺盛期▽伸長後期▽登熟期▽成熟期-に区切り、それぞれに作業内容を示し、作業のポイントを解説している。

苗用のキビを育てる「採苗ほ」を推奨し、約8カ月栽培の苗、無病苗、黒穂病発生のほ場から苗を取らないことを呼び掛け。除草については「基本は雑草が出る前、出た直後」とし、出る前は「土壌処理」、出た直後は「茎葉処理」の除草剤を使う。

分げつに影響する平均培土は、植え付け後2カ月以上、早すぎる倍土は茎を埋めてしまうため、茎数が減る。「茎数確保で反収アップを」と注意を促している。

対策室の平良明憲室長は「サトウキビ栽培の基本がカレンダーに示されているので、それぞれの農家の経営に合わせて使い、時期に合わせて適期作業をしてほしい。各品種の特徴も載せているので増産に向けて参考に。機械収穫で土壌が硬くなっているので、畝間の心土破砕で空気層を作ることがポイント」などと呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!