大型連休がスタート/空港、観光客で混雑
3年ぶり「行動制限なし」
春の大型連休(ゴールデンウイーク、GW)が29日からスタートした。今年は5月8日までで、新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令やまん延防止等重点措置適用がない状態で迎えるGWは3年ぶりとなる。宮古空港は初日から時間帯によっては大勢の観光客で混雑した。各航空会社によると予約のピークは下り便が29日、上り便は5月5日となっている。(9面に関連)
今年のGWは「昭和の日」の29日から日曜日の5月1日までの3日間と、「憲法記念日」の5月3日、「みどりの日」の4日、「こどもの日」の5日の3日間が3連休となっていて、月曜日の5月2日と金曜日の6日を休みにすることができれば10連休となる。
宮古空港ではGW初日から、大型のスーツケースやキャリーバッグなどを手に到着ロビーへ出てくる観光客が多数見られた。特に東京や大阪などからの直行便が到着する時間帯は大勢の来島者と出迎える人で混雑した。
関東から仲間5人でスキューバダイビングを楽しむため3泊4日の日程で訪れた高橋孝彰さん(48)は「宮古へ来るのは今回が3回目。(海中の洞窟などを潜る)アドベンチャーダイビングが楽しみ。宮古の海を満喫したい」と語った。
家族4人で神奈川県から4泊5日の日程で来島した光常正義さん(44)は「宮古島に来るのは4年ぶり。昨年来る予定だったが台風でキャンセルになってしまったので、今回はそのリベンジで来た。ゆったりとしているところが宮古島の魅力なのでホテルでのんびりと過ごしたい」という。
友だち3人で大阪から観光に訪れた女性は「宮古島に来るのは今回が初めて。海がきれいと聞いているので、有名なビーチは全部回りたい」。同じく大阪から家族3人で訪れた女性は「年明けすぐに早割でチケットを取っていたのでコロナの状況によっては来れなくなるかと思っていたが、来ることができ良かった。海で泳ぐなどして家族で良い思い出を作りたい」とそれぞれ話した。
市内のあるリゾートホテルによると、昨年は65%前後だったGW期間の平均予約率が今年は80%を超えていて、90%に近い日もあるなど、今年はコロナ前に近い状況にまで回復しているという。