【新型コロナ1日】宮古島市の新規陽性者数、過去2番目に多い115人
【 那覇支社】県は1日、宮古島市で過去2番目に多い115人(前週比50人増)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規陽性者数が100人を超えるのは、1月13日以来で約100日ぶり。同日、多良間村では新規陽性者の確認はなかった。県全体では、前週比243人増の1554人について感染が判明した。
県保健医療部の宮里義久感染対策統括監は、宮古島市の状況について「若い方を中心に感染が広がっている。ワクチン接種を受けていない世代で感染の広がりが進んでいることは認識している」と述べた。
その上で、「オミクロン株で重症化は少なく病床使用率は抑えられている。ただちに(コロナ感染の)拡大警報を出すことは考えていないが、今後の医療ひっ迫があると、そういうことを考えないといけなくなるかもしれない。感染拡大を防止する形で見ていかなければならない」と強調した。
同日、宮古島市で感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の114人と年齢確認中1人の計115人。年代別では、10代の27人が最も多く、次いで20代18人、10歳未満17人、40代16人、30代15人などで、60歳以上は12人(60代6人、70代2人、90歳以上4人)だった。
職業別では、小学生の23人が最も多く、次いでサービス業11人 、建設業と飲食業、無職が各8人、公務員7人、会社員6人、中学生と高校生が各5人、販売業と自営業が各3人 、保育士とアルバイト、施設職員、医療従事者、教育関係は各2人、 介護従事者と団体職員、農業、接客業は各1人。 職業確認中は14人。
直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)は、宮古島市は906.18人で、全国ワーストの県全体(657.66人)を大幅に上回っている。
一方、宮古地区で入院中のコロナ陽性者は、宮古病院入の3人(中等症3)にとどまる。そのほか、宿泊施設療養中 22人、自宅療養中 422人、 入院・療養等調整中 217人となった。
県全体のコロナ対応病床使用率は、前日比1.4ポイント低下の35.6%。新規PCR検査の陽性率(直近1週間平均)は前日比0.1ポイント低下の16.4%だった。