チャンプルーに上等!/1袋100円に市民どっと
「ゴーヤーの日」特売盛況/実行委
5月8日の「ゴーヤー(宮古方言ゴーラなど)の日」にちなんだ即売会(主催・宮古地区ゴーヤーの日実行委員会)が8日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で「サンゴの島から育まれた野菜の王! 宮古島産ゴーヤー」のタイトルで地産地消と消費拡大を図るキャンペーンとして行われた。会場には2000袋(1袋約650㌘)のゴーヤーが準備され、多くの市民が1袋100円のゴーヤーを買い求めていた。
即売会は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、オープニングセレモニーは実施せず、同委員会では、来店者にはマスク着用を呼び掛けるなど、感染防止対策を施し開催された。
宮古島産の今期出荷数量は1020㌧、販売額は4億800万円を計画しており、4月25日の時点で560㌧、2億3382万9000円の実績を上げている。
2021年期作は定植時期の天候に恵まれ、ほ場の作業も順調に進んだ。定植後の天候も良く、10月31日に初出荷を迎えた。
今期作は年内の天候が良かったため、出荷開始の生育は順調だったが、年を明けて1、2月の長期的な曇天や低温、雨などの影響もあり、開花や果実肥大の不良があり出荷数量が伸び悩むこともあった。
4月に入ってから気温も上昇し、これから最盛期を迎え6月いっぱいで収穫終了を予定している。今期の生産農家は139戸、栽培面積は1520㌃となっている。
会場を訪れた女性(60代)は「ゴーヤーは家族みんな大好きで、普段からよく食べる。購入したゴーヤーはチャンプルーとジュースにしていただく予定」と話した。
県と当時のJA沖縄経済連はゴーヤーの消費拡大を目的として、1997年に5月8日を「ゴーヤーの日」と定めた。宮古島市は2007年にゴーヤーの拠点産地として認定された。