児童生徒陽性者は109人/5月12日時点コロナ感染状況
4校で学級・学年閉鎖/GW中に家庭内で拡大か
市教育委員会のまとめによると、12日時点で5月中に新型コロナウイルスへの感染(陽性)が確認された児童生徒数は109人となったことが分かった。小、中学校計3校で学級閉鎖が、中学校1校では学年閉鎖が発生した。感染経路を見ると経路不明を除くと家庭内感染が41%と最も高いことから、市学校教育課では大型連休(ゴールデンウイーク)中の家庭内で感染が拡大したのではないかとの認識を示している。
同日午後2時時点で5月中に新型コロナ陽性との報告があった児童生徒は、小学生が86人、中学生が23人だった。
学級閉鎖は小学校2校と中学校1校で発生。閉鎖期間は小学校が両校とも2日と6日の2日間、中学校は10日から12日までの3日間。学年閉鎖となった中学校は11日から13日までの3日間が閉鎖となった。
感染経路を見ると最も多かったのは感染経路不明の49人(45%)、次いで家庭内感染が45人(41%)となり、この二つで全体の86%を占めた。それ以外では学校内感染が7人(6%)、その他が8人(7%)だった。
5月中に新型コロナ陽性が確認された教職員(県費職員)数は12人で、感染経路は家庭内感染が6人、感染経路不明が5人、学校内感染が1人だった。
学校教育課では児童生徒の感染状況について「ゴールデンウイーク期間中の家庭内で感染が広がっている状況がうかがえる。感染経路不明の数が最も多く、感染状況を追うことが難しい状況も見られる」と指摘する。
その上で「ゴールデンウイーク明けに一気に増加した状況だが、今は少し落ち着いてきている。子どもたちの学びを継続させたいので、学級閉鎖や学年閉鎖が出ないよう、感染拡大が収まることに期待したい」との考えを示した。