05/03
2025
Sat
旧暦:4月6日 先負 壬 
社会・全般
2022年5月14日(土)8:59

犬の殺処分3年連続ゼロ/違法犬捕獲数も減

保健所「放し飼い絶対ダメ」/宮古管内21年度

 

飼い主の意識向上、ボランティアの活動などで宮古保健所に捕獲、保護された犬の殺処分は3年連続でゼロを維持している=12日、宮古保健所

飼い主の意識向上、ボランティアの活動などで宮古保健所に捕獲、保護された犬の殺処分は3年連続でゼロを維持している=12日、宮古保健所

犬の殺処分数が3年連続でゼロとなったことが県宮古保健所管内における2021年度犬の収容状況(速報値)で分かった。違法犬捕獲数も前年度から25匹減少。ピーク時に比べても大きく減少している。同所では「ボランティアの頑張りが大きい。飼い主の意識も少しずつ良い方向に変わってきている」としながらも「相変わらず、放し飼いをする飼い主はまだまだ多い。改善する必要がある」と指摘した。

速報値によると、捕獲数は18年度の296匹が19年度は226匹。20年度は200匹を下回って150匹となり、21年度はさらに減って125匹となった。

21年度の殺処分数は0匹だが、収容された段階で衰弱していた2匹が死亡したという。

こうした背景について、同保健所は「なんとか殺処分『ゼロ』が3年間継続しているが、それが今後、続かなくなることも十分に考えられる。捨てる命を生まないように絶対に放し飼いをしない。避妊、去勢手術を行い繁殖制限をしっかりやってほしい」と呼び掛けた。

同所管内における犬の捕獲・保護数は年間100~200匹台で推移してきたが、14年度と15年度は300匹台に増加した。

それに伴い、14年度からは年間の殺処分数も300匹を超え15年度は325匹となり、東京都の1年間の処分数を上回っていた。

こうした状況を打開しようと、民間ボランティアが立ち上がり、収容された犬を島内外に譲渡する活動が16年度ごろから本格化した。

同所と連携した取り組みで16年度の殺処分数は、前年度の325匹から大幅に減少し141匹となった。

さらに、活動が充実してきた17年度の処分数は減り続け、19年度は初のゼロを達成し、3年連続で継続している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!