今年度「集団」2回実施/宮古島市
住民健診 がん検診 7、10月予定
受診率向上向け日曜日も
2022年度の住民健診(基本健診、特定健診、長寿健診)とがん検診(肺がん、胃がん、大腸がんなど)の集団健診について、宮古島市(座喜味一幸市長)では、通常は年1回行われる集団健診の回数を2回に増やし、7月と10月に実施する予定だ。住民健診もがん検診も長引く新型コロナウイルス感染症の影響で受診率が低迷していることから、市健康増進課では「回数を増やすことで対象者の受診する機会を増やして受診率の向上を図りたい」としている。
7月の集団健診は市保健センターで行われ、日程は3~10日までで、時間は午前が8時30分~11時まで。午後は1時~3時まで。
期間中の6日と7日は午前のみで、9日は休みだが、通常は実施しない日曜日も今回は実施するとしている。
同課は「働き盛りの40~50代の受診率が低いこともあり、休日の日曜日にも実施することで働き盛りの人たちも気軽に受診できるようになると思っている。ぜひ、積極的に受けてほしい」と呼び掛けた。
住民健診、がん検診ともここ数年は新型コロナの感染拡大の影響で、予定していた集団健診が中止や延期、期間短縮になるなど受診機会が減っている。さらに、長引くコロナ禍で健診会場から足が遠のいている傾向もあるようだ。
住民健診について、同課では「肥満の人や基礎疾患を持っている人は特に受診してほしい。今の自分の健康状態を知った上で、予防対策の徹底を図ってほしい」と訴えた。
がん検診についても「いろいろな病気も早期発見で重篤化しないで済む。自分の健康を維持することは新型コロナから命を守ることにもなるので、積極的に検診を受けてほしい」と呼び掛けた。