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産業・経済
2022年6月1日(水)9:00

クルーズ船、寄港再開へ/平良港

専用バースに28日初接岸/2年5カ月ぶり、国内から

 

14万㌧級のクルーズ船が接岸できる専用バースが完成した(写真提供・沖縄総合事務局平良港湾事務所)

14万㌧級のクルーズ船が接岸できる専用バースが完成した(写真提供・沖縄総合事務局平良港湾事務所)

6月にクルーズ船の寄港が再開されることが31日、分かった。市によると、28日に国内クルーズ船の「ぱしふぃっく びいなす」が寄港する予定。新型コロナウイルス感染拡大による影響で、2020年2月から入港がゼロになっており、再開されれば2年5カ月ぶり。すでに平良港内に整備されているクルーズ船専用バースへの初接岸となる。

クルーズ船は、市への入域観光客を押し上げていた要因の一つ。新型コロナの世界的な感染拡大により、クルーズ船の寄港はキャンセルが相次いでいた。

政府は、新型コロナウイルス対策で停止していた海外からの観光客受け入れについて、団体ツアーに限り6月10日から解禁することを決めている。受け入れを始めるのは添乗員付きのパッケージツアーという。

14万㌧級のクルーズ船が接岸可能となる平良港の専用バースは、20年6月に完成していたが、これまで利用されていなかった。旅客受入施設や観光案内所なども完成し、新たなクルーズ船受け入れ拠点となる見込みだ。

これまでは、5万㌧級までは下崎埠頭(ふとう)に接岸。それ以上は平良港沖に停泊し、「テンダーボート」と呼ばれる補助船で乗客を港に輸送していた。


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