5月累計感染者3076人/市、新型コロナ
前月比倍増、月別最多/100人超15日間 学校・家庭内で広がる
宮古島市における5月の新型コロナウイルス新規感染者数は3076人となり、月別の感染者数としては過去最多となったことが市のまとめで分かった。4月の1666人に比べほぼ倍増した。5月24日には過去最多の167人。100人超えは15日間で、月の半分を占めた。市によると、児童生徒が学校内で感染し、その感染が家庭内で子供を含む家族に広がっている可能性がある。累計感染者は8756人。多良間村は8人で、累計では85人。
新規感染者数は増減を繰り返していて、依然として高止まり傾向が続いている。
ただ、31日時点での療養状況を見ると、病院入院中の感染者は8人で、療養者の大半は自宅療養中となっている。
初旬(1~10日)は993人で、1日の最多は155人、最少は人だった。1日の感染者数が100人以上の日は5日間で、1日平均の感染者数は99・3人だった。
中旬(11~20日)になると新たに1125人の感染が確認された。1日100人以上は10日間のうち7日間。前日より減少したものも、次の日には増加するという繰り返しで推移した。1日の平均感染者数は112・5人だった。
下旬(21~31日)は過去最多だった24日の167人をピークに減少傾向をみせた。しかし、31日は82人となり、28人だった前日の3倍に急増した。
県は5月25日に宮古圏域と沖縄本島内に発令していた「コロナ感染拡大警報」を9日まで延長することを発表。宮古病院は、新型コロナウイルス患者数の増加により、診療体制が逼迫(ひっぱく)しているとして、5月23日までの予定だった一般外来の診療制限を6日までの2週間延長することを決めた。