3年ぶりに契約金額増/市シルバー人材センター
事業収益1億2500万円に/21年度実績を総会で承認
市シルバー人材センター(川満勝彦理事長)の2022年度定時総会が3日、市未来創造センター多目的ホールで開かれた。21年度実績は契約事業収益が534万円増の1億2534万円となり、3年ぶりに増加に転じた。今年度は設立30周年を迎え、10月に記念式典を予定している。
21年度の会員数は、前年度比18人増の361人で、就業率は同1・7上がり51・8%。受注件数は83件減の910件、就業延べ人数は同171人減の1万7688人だった。
22年度の数値目標として、会員数は409人、就業率は65%、就業延べ人数は1万9500人、受注契約額は1億3450万円を掲げている。
川満理事長は「経済活力を維持するため、高齢者の知識や能力活用が必要になる。意欲と能力に応じて働ける社会の構築のため、一翼を担いたい。人材センターの役割はますます重要となる」と語った。
設立30周年を迎えることについて「さらなる発展のために、会員と役職員が一丸となり活動したい。会員が働きやすい環境づくり、地域住民のニーズに即応し、地域社会に貢献する人材センターを目指す」と意気込みを語った。
総会では、21年度事業報告など3議案が原案通り可決。理事会で承認された22年度事業計画などが報告された。
今回の総会は、密を避けるために来賓の招待を控えたほか、少人数での開催となった。