感染者数は減少傾向に/市新型コロナ
5月29日~4日は387人/3週連続減、7週ぶり300人台
市は4日、市内での直近4週間の新型コロナウイルス新規感染確認者数を発表した。それによると5月29日から6月4日までの1週間の感染者数は387人となり前週比で280人の大幅減となった。前週の人数を下回るのは3週間連続で、300人台となるのは7週間ぶり。過去最多となっている5月8日から14日までの週と比較すると半分以下になるなど感染者数には減少傾向が見られるようになってきている。
週間新規感染確認者数は5月8日から14日までの週の823人がこれまでの最多で、翌週の773人が2番目の多さ、さらに翌週の667人が3番目の多さで、2週連続で感染者数は減少していたものの、人数は多い状態が続いていた。
それに対し5月29日から6月4日までの週には387人にまで減少。週間感染者数が300人台となるのは4月10日から16日までの週の335人以来、7週間ぶりとなった。
5月29日から6月4日までの週の感染者数を日別に見ると、すべての日が2桁の人数で、100人台の日はなかった。最も多かったのは5月31日の82人、次いで6月3日の65人。最も少なかったのは5月30日の28人。
すべての日が前週の人数を下回っていて、5月31日は85人減、6月1日は73人減と大幅に減少。1日の感染者数が前週を下回るのは10日連続となる。
病院への入院患者数にも減少傾向が見られていて、5月の多い日には宮古病院と民間病院を合わせた入院患者数が45人に上っていたのに対し、6月4日時点では1人にまで減少している。
県全体でも感染者数の推移には減少傾向が見られていて、県は「ピークは過ぎた」との認識を示している。ただし県が宮古圏域と本島内市町村に発出している「コロナ感染拡大警報」の期間は9日までとなっていて、引き続き対策の徹底が呼び掛けられている。