9億円の補正増提案へ/市22年度一般会計
6月市議会9日に開会/当局が22議案説明
宮古島市議会(上地廣敏議長)の全員協議会が6日、市役所で開かれ、市当局から6月定例会に上程される議案の説明が行われた。今定例会には2022年度一般会計予算を約9億円増額させる補正予算案など計22議案が提出される。同定例会は9日に開会する。
上程されるのは、今年度一般会計や特別会計などの補正予算案8件、条例の一部改正を行う条例議案2件、議会の承認を求める議決議案6件、報告6件。
一般会計の主な支出は、住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業に2億2060万円、低所得の子育て世帯生活支援特別給付金事業に1億390万円が計上された。二つとも国の事業。
このほか、野田地区に建設する最終処分場の基本設計に8330万円、佐良浜地区における地域拠点整備検討調査業務に3001万円などが盛り込まれた。
一般会計の収入には、財政調整基金から1億3534万円、ふるさとまちづくり応援基金から450万円を繰り入れた。
公共下水道事業会計の資本的収入・支出には、2億5560万円を計上。市浄化センターの水処理施設の機械・電気・場内配管などの整備として2億4735万円を充てた。
議決議案では、市消防署上野出張所に高規格救急車を導入するため、財産の取得を求める議案などが提出される。
全員協議会では、議会運営委員会の報告もあった。開会は9日で議案の上程および説明、質疑(付託)が行われる。10日と13日には委員会を開く。一般質問は15~17、20、21日の5日間、22日は最終本会議で上程議案を採決する。