10人の委員に委嘱状/市総合博物館協議会
新会長に金城さん(宮高校長)/22年度の事業計画など確認
市総合博物館協議会の委嘱状・辞令交付式が8日、同博物館の研修室で行われ、10人の委員に大城裕子教育長から委嘱状が交付された。新会長には宮古高校の校長で市文化財保護審議会委員でもある金城透氏が就任。副会長は沖縄国際大学非常勤講師の稲福政斉氏となった。そのほか、協議会では2022年度の事業計画や館の運営状況についても確認した。
同委員は非常勤で、博物館の運営に関し館長の諮問に応じるとともに、意見も述べることができる。
交付式で大城教育長は「総合博物館は地域住民に生涯学習の機会を提供するための活動を行っている。ぜひ、協議会では博物館が果たすべき役割や住民の生涯学習の拠点としてどうあるべきかなど、新しい博物館のあり方について意見を出して合ってほしい」と呼び掛けた。
今回辞令が交付された委員の任期は、6月1日~24年5月31日まで。
1回目の協議会では、21年度の事業報告や22年度の事業計画について確認。
22年度の事業計画における企画展としては8月に「あなたの知らないサシバの世界」、12月に「令和3年度新収蔵品展」を予定している。
特別展示としては、現在行われている「特攻艇と宮古―知られざる特攻作戦―」。今後のミニ展示としては、7月に「ホソバフジボグサ展(仮称)」を計画している。
委嘱状が交付された委員は次の通り(敬称略)
▽学識経験者=金城透(専門・考古、宮古高校校校長など)仲地邦博(専門・自然、宮古野鳥の会会長など)與那嶺一子(専門・美術、県立博物館・美術館主任学芸員など)小禄裕子(専門・民俗、元市総合博物館学芸員)稲福政斉(専門・民俗、沖縄国際大学非常勤講師など)新里玲子(専門・工芸、宮古上布保持団体代表など)▽学校教育=宮國幸夫(平良中学校校長など)与那覇淳(西辺小学校校長など)▽社会教育=饒平名和枝(専門・社会教育、市文化協会会長など)、佐藤宣子(専門・植物、市文化財保護審議委員会委員など)