【新型コロナ・12日】宮古島市の新規感染34人、多良間村0人
【那覇支社】県は12日、宮古島市で新たに34人(前週比5人減)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。多良間村では新規感染者ゼロが28日連続で続いている。県全体では、前週比121人減となる1126人の新規感染が判明した。
同日、市で新たに感染が確認されたのは、10歳未満~80代の34人。年代別では40代の8人が最も多く、次いで10歳未満が7人、60代が6人、50代が4人、30代が3人、20代と80代が各2人、10代と年代確認中が各1人となった。
職業別では、無職の8人が最多。また、会社員6人、小学生3人、サービス業と介護従事者、飲食業が各2人、建設業と中学生、公務員、アルバイト、自営業が各1人で、職業確認中は6人。
宮古地区で入院中の新型コロナ患者は宮古病院の4人(軽症)で、民間病院に入院している新型コロナ患者はいない。このほか、宿泊施設療養中14人、自宅療養中290人、入院・療養等調整中78人で、療養者の合計は入院中も含め386人となった。
県全体での感染状況は、「1」を超えると増加傾向を示す直近1週間の新規陽性者数が前週比で1.01倍となり、下げ止まりの傾向を示している。同日、オンラインで会見した県保健医療部の宮里義久感染対策統括監は「新規陽性者数の下げ止まりが一時的なものか、再び(新規陽性者数が)下げ始めるかは、もう少し見て行かないと判断が難しい」との認識を示した。
新型コロナ対応の病床使用率は、圏域別で宮古地区が6.1%、沖縄本島が45.6%、八重山地区が4.5%で、県全体では38.7%だった。宮古・八重山と沖縄本島で病床使用率に差があることについて、宮里統括監は「高齢者施設や障がい者施設で感染が起きた場合の広がりが沖縄本島では大きく、その中から入院される方が多い」と分析した。
県内で新型コロナ感染者がいる社会福祉施設は、高齢者施設60カ所、障がい者施設12カ所の計72カ所。施設内で療養している患者は、高齢者施設が酸素投与の必要な患者9人を含む233人、障がい者施設は11人で計244人。
新規PCR検査の陽性率(直近1週間平均)は15.2%で、前日から0.6ポイント低下した。
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