「地域の学校」再認識/平良中
創立70周年式典を挙行/さらなる飛躍、発展祈念
平良中学校創立70周年記念式典(主催・記念事業期成会)が12日、同校体育館で行われた。関係者が集い、これまでの歴史を振り返りながらさらなる飛躍、発展を祈念した。主催者を代表して佐平博昭会長は、地域社会と密接に結びつく「地域の学校」を再認識するとともに引き続き支援と協力を求めた。
同校は1952(昭和27)年9月27日に創立。これまでに2万365人の卒業生を送り出している。
式典には、歴代校長やPTA会長ら関係者が出席。まず始めに、同校吹奏楽部の演奏で全員で校歌を斉唱した。
期成会の佐平会長は式辞で「創立以来70年、宮古を代表する学校として、輝かしい歴史と伝統を築いてきた」と強調。その上で「卒業生たちが、社会に大きく貢献していることは誇りであり、後輩たちの励みとなっている」と述べ、記念事業を成功させ次世代へつないでいくとした。
第22代校長の宮國幸夫氏は「文武両道の精神の下、全国、九州、県大会で顕著な成績を維持発展させている。今後も教育になお一層の努力を重ねて参りたい」と式辞を述べた。
PTAの下地竹則会長は「学校、家庭、地域が一体となって、子供たちを見守り、支え続けていくことが必要であり大切な役割だと考えている」と決意を示した。
生徒会の長濱智佳会長は「先輩方が築いてきた伝統を受け継ぎ、在校生509人が心を一つにし、県下に誇れる平良中を目指して頑張っていく」と誓った。
大城裕子市教育長、宮城克典宮古教育事務所長がそれぞれ祝辞を述べた。
式典では、歴代学校長やPTA会長、物品寄贈・協力者、高額寄付者(個人、企業、団体など)に感謝状が贈られた。
式典は2020年に計画され、昨年12月に準備委員会を設立、今年2月に設立総会を開き開催にこぎ着けた。