きょうグランドオープン/サンエー宮古島シティ
宮古初出店含む15店入居/創業の地に島内最大規模店
サンエー(本社宜野湾市、新城健太郎社長)は17日、大型ショッピングセンター「サンエー宮古島シティ」をグランドオープンさせる。創業の地である宮古島に島内最大規模の店舗を構えた。直営店とテナントで計15店舗で、5店舗が宮古島初出店。同社は16日、関係者を招いて内覧会と竣工(しゅんこう)祭・商売繁盛祈願祭を行い、店舗の完成を祝った。
平良下里(JTAドーム宮古島隣)に建設された施設内には、直営店舗として「食品館」のほか、宮古島初出店となる「無印良品」や家電の「エディオン」、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」、中華料理チェーンの「大阪王将」、ベーカリーの「リトルマーメイド」などが入居。テナントとして「ミスタードーナツ」、メガネの「オンデーズ」なども設けられた。
7月1日からはネットスーパーを開始。生鮮品を含む食品・日用品など食品館の商品をインターネットで受注し、短時間で宅配する。サービスエリアは大神島を除く宮古島全域。
竣工祭・商売繁盛祈願祭には新城社長をはじめ、折田讓治特別顧問、上地哲誠相談役らが出席。玉串奉奠(ほうてん)などの神事を行った。
あいさつに立った新城社長は「サンエー発祥の地は宮古島であり、皆さんに応援されて成長してきた。当初計画より店舗面積は小さくなってしまったが、内容の濃い店ぞろいになった」と話した。
同店の久場俊秀総合店長は「市民の皆さんに役立つ店舗を目指したい。宮古島初出店の店舗をそろえてあるので、ご来店いただきたい」と語った。
同施設の店舗面積は、5853平方㍍で鉄骨造の地上2階建て。近年の異常な建築費の高騰や経済環境の激変などを受けて、当初計画から規模を縮小した。
営業時間は午前9時~午後10時。1階部分に店舗が入居し、2階部分は駐車場となっている。従業員数はテナントを除いて約220人という。
17日は午前8時30分からオープニングセレモニーを挙行する。アトラクションやテープカットなどでオープンを祝う。
週末は、利用客が大勢訪れることが予想されており、同社は交通誘導員の指示に従うよう呼び掛けている。