11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2022年7月2日(土)9:00

最高路線価9.5%上昇/宮古の伸び率、県トップ

24年連続で西里通り

 

24年連続で宮古地区の最高路線価となった西里大通り

24年連続で宮古地区の最高路線価となった西里大通り

【那覇支社】沖縄国税事務所は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2022年分の路線価(1月1日現在)を発表した。宮古島税務署管内の最高路線価は平良字西里の「西里大通り(中央通りとの交差点から北西向け区間)」で、1平方メートル当たり11万5000円。前年からの伸び率は9・5%で、県内6税務署管内でトップだった。

西里大通りが宮古島税務署管内の最高路線価となるのは1999年から24年連続。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で21年は最高路線価が「横ばい」だったが、今年は高い上昇率となった。

路線価の評価に参加した不動産鑑定士の濱元毅氏は、宮古島署管内で最高路線価の伸びが高い理由として、「宮古地区は、ホテルや広域公園など開発計画が多い。そういう中で、商業用途(の物件)が密集しているエリアが限られており、需要が集中しやすい」との分析を示した。

また、宮古地区の最高路線価が石垣署管内の1平方メートル当たり14万5000円に比べると比較的低いことも、宮古が伸びた要因となっている可能性があるとした。

同日に公表された国税庁のホームページによると、宮古地区の下里通り、市場通りなどでも、路線価が上昇している。

県内での最高路線価は、21年連続して那覇市久茂地3丁目の「国際通り」で、前年比0・7%下落の1平方メートル当たり142万円となった。2年連続の下落だが、昨年のマイナス1・4%からは下げ幅を縮小した。

宮古を含む県内税務署管内の最高路線価は、宮古島署と沖縄署が昨年比で上昇したほか、石垣署と北那覇署、名護署は横ばい。下落は那覇署だけだった。

路線価は、相続税や贈与税の算定基準となり、毎年1月1日を評価時点として、12月31日までの間に相続、または贈与により土地などを取得した場合に適用されるもの。地価公示価格などを基にした価格(時価)の80%程度をめどに評価して算定する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!